2008年4月2日水曜日

[くらし] う〜ん

帰宅までに辿る道には、どこを通っても君たちの思い出が落ちている。今日は、「なんでかなぁ〜」と考えながら帰って来た。この街は、君たちの生まれた街。そして君たちのお母さんが選んだ街。パパは君たちのお母さんが「この街なら友達が近くにいるから」という希望に沿ってこの街に移り住んだ。この街には、パパの知り合いはほとんどいない状態だったんだ。そして君たちが生まれた。パパは君たちと一緒に居られる時間を一所懸命過ごしたよ。おいしいお店にはどんどん連れて行った。
いま、パパは一人で住んでいるんだけど、やっぱりおいしいお店には自然と足が向いてしまう。すると、やっぱりそこには君たちと過ごした時間とメニュ−がある。もちろん、新しく仲間に入れてもらったお店もある。自然と足が遠のいたお店もある。
新しく仲間に入れてもらったお店には、早く君たちを連れて行きたい。いつもそう思っている。長年お世話になっているお店には「こんなに大きくなりました!」と胸を張って連れて行きたい。いつもそう思っている。今晩は久しぶりに君たちがはじめておかわりをした九州ラーメンのお店に行きました。お店はお引っ越しをしていたけれど、マスターはずーっと変わらない姿でおいしいラーメンを出してくれました。忙しいのに、お店を出た後もずーっとこちらを気にかけてくれて、二人で笑顔で会釈をして帰ってきました。
ほら、ここにも君たちの姿があるんだよ。
君たちの前でめそめそしないのには、理由がある。
これ以上、君たちに迷惑をかけたくない。寂しいそぶりをしないのはそういう理由があるから。君たちが大人になって、「どうしてこういう事になったのか」を正しく理解してくれるまで、パパは待っているよ。
寂しい。悲しい。だからがんばるよ。

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